[Wireshark] パケットキャプチャによる盗聴実証
注意:この記事における実験は全て自己の管理下におけるPC・アクセスポイントを用いている。セキュリティの喚起目的であり、不正アクセスを助長するためのものではない。
〜実験環境〜
- OS: Mac OS X 10.5.4
- X11: XQuartz 2.3.2
- アナライザ: Wireshark 1.0.6 (for OS X Intel)
- ルータ: NETGEAR WPN824
- メーラ: Thunderbird 2.0.0.19
〜インストール〜
Mac OS XにWireSharkをインストールする際のアレコレは以下の記事を参考にさせて頂きました
ついでにWiresharkを起動したときにインターフェイスが表示されない問題は以下の記事を参考にしました
パケットのキャプチャツールとして他にも多々挙げられる。WindumpやClearSight(商用)、ASTEC Eyes(商用)など、大学の実験では実際にそれらのソフトを使用して詳細の分析を行うことが多いが、今回の検証ではメール送受信(POP,SMTP)における盗聴実証であるため、Wiresharkでも十分すぎです(笑)
〜検証開始〜
私のYahoo!メールをThunderbirdを用いて送受信します。環境は以下の通り
| Yahoo!メール | 環境 |
| POP3サーバー | pop.mail.yahoo.co.jp |
| SMTPサーバー | smtp.mail.yahoo.co.jp |
| アカウント名/ログイン名 | Yahoo! JAPAN ID |
| メールアドレス | [Yahoo! JAPAN ID]@yahoo.co.jp |
| パスワード | Yahoo! JAPAN IDのパスワード |
Yahoo! JAPANのIDとパスワードが分かれば盗聴可能とします
以下のメールを送受信した
〜キャプチャ結果〜 (クリックで別窓表示)まずは受信側のPOP3プロトコルのキャプチャ結果を見てみると
PASSとUSERのところを注目すると見事に表示されてるではないですか・・・
Yahoo! JAPANのIDとパスワード(消去済)がまる分かりますね
これもメールの読み出しを暗号化しないPOP3プロトコルだからこそすぐにできることだけど、キャプチャやアナライズの方法次第では色々な盗聴につなげることが可能ですね

以下はPOP3プロトコルの一部のコマンドおよび意味である
| POP3のコマンド | 意味 |
| USER ユーザー名 | ユーザー名の送信 |
| PASS パスワード | パスワードの送信 |
| STAT | 状態の通知 |
| LIST [メッセージ番号] | 指定した番号のメールの確認(一覧表の取得) |
| RETR メッセージ番号 | (指定した)メールのメッセージを取得 |
| DELE メッセージ番号 | (指定した)メッセージ番号のメッセージを削除する |
| QUIT | 通信終了 |
| RSET | リセット(DELEコマンドの取り消し ) |
次にSMTPプロトコルのキャプチャ結果を見る
SMTPでも送信内容が英数字の場合には直接表示され、
仮名や漢字はASCIIコードからJISコードに変換さえすれば見ることができます

以下はSMTPプロトコルの一部のコマンドおよび意味である
| SMTPのコマンド | 意味 |
| 220 ドメイン | サービスを開始する |
| 221 ドメイン | サービスを終了する |
| 250 | 要求されたメールの処理が完了した |
| 354 | 電子メールのデータの入力開始。 ピリオド(.)だけの行で入力終了 |
〜Wiresharkによる盗聴対処法〜
盗聴の実証したからには対処法も提案(笑)
- HTTPを使用する
- SSLの暗号化
- 回線の暗号化
まず考えられるは、メールを送受信する際にメーラーを使用せず、Webブラウザを使用すること。HTTPを使用することによりPOP・SMTPの盗聴を防御する。Yahoo mailもGmailも通常通りブラウザを使用すればいい
SSLの暗号化が対応していればそれを使用すると良い。これでパケットをキャプチャしただけで内容が読み取れることはまずない。Yahoo!メールの場合はこちら
無線LANのセキュリティについて参照 (まだ構想中笑)
〜感想〜
盗聴実証なんかよりもMac OS XにWiresharkをインストールするほうが10倍面倒で時間がかかったorz
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